ゴルフには服装にもマナーがあることをご存知でしょうか?
ある程度ゴルフをされている方であればご存知の方も多いと思いますが、ゴルフを始めたての初心者であれば服装にもマナーがあるなんて知らないという方も珍しくありません。
ゴルフ場によってはマナーを厳しく見ており、適した服装ではない方の入場をお断りしているケースもあるため、服装に関するマナーはしっかりと把握しておきましょう。
本記事では男女別に分けてそれぞれの服装に関するマナー、所謂ドレスコードのご紹介からNGの服装についてまでご説明をいたしますので、ご覧ください。
なぜゴルフには服装に関するマナーがあるのか?
服装に関するマナーをご紹介する前に、そもそもなぜゴルフには服装にまでマナーがあるのかについてご説明をさせていただきます。
ゴルフはとても長い歴史があり、起源は1295年のオランダにあるとされております。
詳しくは下記の引用元をご参照くださいませ。
ゴルフの歴史と沿革
https://www.ssf.or.jp/knowledge/dictionary/golf.html
その後にイギリスで貴族のスポーツとして嗜まれるようになり、貴族であるが故にプレー中は正装であることが求められました。
現在は、貴族の遊びから身分や階級などは関係なく誰もが楽しめるスポーツへと発展をしてきましたが、それでもゴルフをプレーする際には適した服装であることがマナーとして根付き、今も守られているのです。
ちなみに、日本では1901年にゴルフというスポーツが初めて国内で登場しましたが、その際にもこれらのマナーは崩されることなく守られ現在に至ります。
ゴルフの服装マナーとは?
では実際にゴルフにおける服装のマナーについて男女別にご紹介をさせていただきます。
基本的な知識を覚えておけば、「ゴルフ場に入れない」という事態は免れると思いますので、同伴者の方に迷惑をかける心配がないよう事前にしっかりと服装に関するマナーを把握しておきましょう。
男女共通の服装マナー
男女別にご説明を行う前に、まずは男女共に共通した服装のマナーについてご紹介いたします。
- 帽子をかぶる
- ゴルフ用のシューズを履く
これらの2点は男女共に共通したマナーとなりますので、覚えておきましょう。
帽子をかぶる
ゴルフをプレーする上で、帽子をかぶることはマナーとなりますので、必ず着用するようにしましょう。
ゴルフ場によっては帽子を持参しているか否かを確認していることもありますので、ご注意ください。
帽子を被ることはマナーである他に、ゴルフは一日中日が差している元でプレーをするため、熱中症の対策はもちろんのこと日焼け対策にもなります。
ゴルフ用のシューズを履く
ゴルフ場ではサンダルやピンヒールなどで入場することマナー違反になるため、入場することができません。
ゴルフ場ではゴルフ用シューズを履くこと、クラブハウスに入る際には革靴やカジュアルすぎないフォーマルな靴を履くようにしましょう。
ゴルフ場によってはスニーカーでの入場も禁止されているケースがございますので、事前にゴルフ場に確認しておくと良いかもしれません。
ゴルフにおける男性の服装マナー
男性がゴルフをする上で必要な基本的服装マナーは3つになります。
- 襟付きのシャツ
- ベルトを通せるパンツ
- シャツインをする
最低限この3つのマナーさえ守っておけば、ゴルフ場に入れないという事態には陥りませんので、ご安心ください。
では、実際にそれぞれについて解説をしていきます。
襟付きのシャツ
まずトップスは襟付きのシャツが必須となります。
普通のシャツはもちろんアロハシャツなどでも問題はありませんが、多くの方はポロシャツを着用していることが多いので、心配な方はポロシャツを着ていれば間違いありません。
例え、夏などの暑い季節でも襟付きのシャツは必須となりますので、ご注意ください。
ベルトを通せるパンツ
ベルトを通せるパンツとだけ聞くとなんでも良いのかと思われてしまいますが、ここで言うパンツとはスラックスやチノパンなどのことを指します。
最近ではオシャレに拘った様々なゴルフウェアが販売されておりますが、チノパンが一番無難なパンツと言えるでしょう。
夏などの暑い日にはハーフパンツを履きたいという方も多いかと思いますが、ゴルフ場によってはハーフパンツはドレスコードに定められていないケースがございますので、事前に確認をしておくと良いかもしれません。
シャツインをする
仕事をする上でスーツを着ている人であればシャツをインすることが当たり前なので、慣れているかと思いますが、日頃からスーツを着てない人にとっては少々違和感があるかもしれません。
しかし、ゴルフ場ではシャツをパンツの中にインすることも服装のマナーとして定められておりますので、しっかりとインしておきましょう。
ゴルフにおける女性の服装マナー
女性においても男性と基本的な服装マナーは同じですが、一部女性ならではの服装や注意点がございますので、解説をさせていただきます。
- トップスは露出が少ないもの
- ベルトを通せるパンツもしくはスカート
トップスは露出が少ないもの
一般的には女性物の服には丈が短くお腹が出るような作りになっているものや肩が出るような物など露出が高いもの多いかと思いますが、ゴルフではこれらの服装はマナー違反となりますので、ご注意ください。
あくまでも、男性と同様に襟付きのシャツを着ることがマナーとして適しております。
ベルトを通せるパンツもしくはスカート
ここで言うパンツも男性と同様にスラックスやチノパンのことを指します。
また、女性の場合スカートを履くことは問題ないのですが、極端に丈の短いスカートなどはあまり好ましくないため気をつけましょう。
冬のゴルフにおける服装マナーは?
春や夏であれば、ポロシャツにチノパンなどの軽装で問題ありませんが、寒い冬ではそうもいきません。
しかし、冬のゴルフでも服装にはしっかりとドレスコードがありますので、ご注意ください。
冬にゴルフをする場合には、セーターやブルゾンなどを着ることがマナーとして定められております。
近年はオシャレゴルフウェアとしてパーカーなども出てきておりますが、ゴルフ場によってはパーカーは禁止されておりますので、事前にゴルフ場へ確認をしておきましょう。
また、上着を着るからといってトップスにTシャツなどを着ているとマナー違反になります。
冬でもトップスは襟付きのものを着ておくようにしましょう。
ゴルフ場への入退場時の服装
ゴルフをプレーする際の服装はもちろんのことクラブハウスへの入退場する際の服装にもドレスコードはございます。
男性の場合であれば、襟付きのシャツにチノパンやスラックスに加えて革靴やセミフォーマルな靴を選びましょう。
女性の場合は、露出が少ないドレスやワンピースなどのセミフォーマルな格好に加えてパンプスや革靴を履いておきましょう。
近年はだんだんとこれらのマナーが緩和されてきてはおりますが、由緒正しき名門のゴルフ場ではこれらのマナーはきっちりと定められておりますので、事前に確認をしておくと良いかもしれません。
ゴルフにおけるNGの服装とは?
では次にゴルフにおける服装マナーで禁止されていることについてご紹介させていただきます。
禁止されている服装でゴルフ場へ出向くと入場できない恐れが非常に高く、同伴者へ迷惑をかけてしまう場合もございますので、マナー違反の服装をしっかりと理解しておきましょう。
- Tシャツやキャミソール
- ジーンズ
- サンダルやヒールなど
上記3つはゴルフにおける服装でマナー違反となり、どのようなゴルフ場でもこれらの服装では入場することができませんので、必ず守るようにしましょう。
また、迷彩柄などのラフな柄物もゴルフ場によってはNGの服装になりますので、ご注意ください。
まとめ
服装マナー | 男性 | 女性 |
---|---|---|
アウター | セーター,ベスト,ブルゾン | セーター,ベスト,ブルゾン |
トップス | 襟付きシャツ,ポロシャツ | 襟付きシャツ,ポロシャツ,襟付きワンピース |
パンツ | チノパン,スラックス | チノパン,スラックス,スカート |
靴 | スパイク及びスパイクレスシューズ | スパイク及びスパイクレスシューズ |
その他 | 帽子 | 帽子 |
ゴルフ場によって服装マナーは異なるため一概にこれが正しいとは言い切れませんが、おおまかな基礎的なマナーは上記の通りとなるためこれさえ守っておけばゴルフ場に入れないという事態には陥りません。
反対にNG服装はどのゴルフ場も共通しておりますので、必ず守るようにしましょう。
NGな服装 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
アウター | ダウンジャケット,パーカー | ダウンジャケット,パーカー |
トップス | Tシャツ,タンクトップ | Tシャツ,タンクトップ,キャミソール |
パンツ | ジーンズ | ジーンズ,丈の短いスカート |
靴 | サンダル | サンダル,ピンヒールなど |
近年は多様化の流れもありだんだんとゴルフにおける服装のマナーは緩和されつつありますが、格式の高い名門ゴルフ場では、これらのマナーはしっかりと定められております。
そのようなこともあるため、ゴルフ場に出向く際にはしっかりとそのゴルフ場のドレスコードに則った服装で出向くようにしましょう。