ある特定のゴルフクラブには数字が記載されているのをご存知でしょうか?
ゴルフを長くされている方であればゴルフクラブに記載されている数字の意味を理解し使用していると思いますが、ゴルフを始めたての初心者や付き合い程度でしかゴルフはやらないという方であればその数字の意味までを理解している方は多くはありません。
そこで本記事では、ゴルフクラブにある数字の意味について解説をしていきたいと思いますので、ご覧ください。
ゴルフクラブの種類
まず、そもそもゴルフクラブにはどのような種類があるのかについてご説明をいたしますので、ご覧ください。
- ドライバー
- フェアウェイウッド
- アイアン
- ユーティリティ
- ウェッジ
- パター
上記へ記載をいたしましたが、ゴルフクラブには全部で6種類のゴルフクラブが存在します。
パターを除き、それぞれのゴルフクラブには数字が記載されております。
数字の表記があるゴルフクラブ
数字が表記されているゴルフクラブは以下の5つになります。
- ドライバー
- フェアウェイウッド
- アイアン
- ユーティリティ
- ウェッジ
以上のようにパターを除いた5つのゴルフクラブには何かしらの意味を持つ数字が記載されております。
ゴルフクラブにある数字の意味とは?
ゴルフクラブによって書かれている数字はバラバラですが、その意味については大まかに同じ内容になります。
各ゴルフクラブに分けてそれぞれそに記載さている数字の意味についてご説明していきますので、ご覧くださいませ。
ドライバー
お写真のようにゴルフクラブのドライバーには、9.5や10.5などの数字が記載されております。
ドライバーに記載されている数字の意味はロフト角を意味しており、9.5や10.5という数字は角度のことを指しております。
メーカーによって異なりますが、大まかにドライバーには8〜12までのロフト角のドライバーが存在しており、角度が高いほど打ち出し角度が高く飛距離は短くなります。
フェアウェイウッドとアイアン
次に数字が振られているアイアンとフェアウェイウッドにはどのような数字が割り振られているのかを簡単に表へまとめてみましたので、ご覧ください。
アイアン | フェアウェイウッド |
---|---|
2番 | 2番 |
3番 | 3番 |
4番 | 4番 |
5番 | 5番 |
6番 | 7番 |
7番 | |
8番 | |
9番 |
メーカーによっては、アイアンに10番や11番があったりフェアウェイウッドに15番まであったりと様々ですが、一般的に多くのメーカーから販売されているゴルフクラブに割り振られている数字は上記の通りとなります。
アイアンとフェアウェイウッドに記載されている数字の意味は、ゴルフクラブのフェース角度であるロフト角の大きさを表しております。
数字によって飛距離やボールの打ち上がり方が変わり、低い数字はゴルフクラブは打ち出し角度が低くボールがより遠くに飛ぶことを意味し、高い数字は打ち出し角度が高くボールの飛距離は短いことを意味します。
アイアンには2〜9番の数字が割り振られておりますが、数字が低いほどボールが遠くに飛び、数字が高いほどボールの飛距離は短くなっております。
フェアウェイウッドも同様に2番は飛距離が長く、7番は飛距離が短いゴルフクラブになります。
さらにフェアウェイウッドとアイアンに割り振られている数字にはロフト角の大きさを意味するだけでなくクラブ自体の長さも意味しており、数字が低いほどクラブが長く数字が高いほどクラブは短くなっております。
一般的には、長いクラブは扱いが難しく短いクラブは扱いやすい傾向にあるため、初心者の場合は扱いやすい上に飛距離もそこそこ伸び、尚且つゴルフクラブの丁度中間位置にある7番アイアンを使って練習をしていくと上達がしやすいと言われております。
ユーティリティ
ユーティリティは少し特殊な数字の記載がされております。
例えば画像のテーラーメイドより販売されております「ステルス2 HD レスキュー」というユーティリティには4という数字と23という数字が表記されております。
これはアイアンやフェアウェイウッドの数字と合わせてドライバーの数字の意味が加わっており、画像ユーティリティの場合、4番という数字はアイアンとフェアウェイウッドと同様の意味を持ち、23という数字はドライバーと同様に角度の意味を持つため23度という意味になります。
ウェッジ
ウェッジも同じく数字の記載方法が特殊になります。
例えば画像のテーラーメイドより販売されております「グライド 4.0 58 Wグラインド NS PRO 950GH NEO S」というウェッジには58という数字とWというアルファベットと合わせて14という数字が表記されております。
58という数字はドライバーやユーティリティと同じくロフト角を意味し、Wはウェッジという意味合いになります。
そのWの隣についている14という数字はバウンス角という角度の大きさを意味しております。
このバウンス角とは、シャフトを垂直にした際にフェースの底辺部分であるリーディングエッジを基準にそこから膨らんでいる頂点の角度を測定するとバウンス角になります。
バウンス角が高ければ高いほど地面に刺さりづらい反面トップしやすく球が飛び出しやすくなり、反対に低いほど地面に刺さりやすくミスをしやすくなりますがトップしづらく球を打ち上げやすくなります。
数字と飛距離の目安
ここまでのご説明でゴルフクラブに割り振られている数字の意味についてはご理解いただけたかと思いますが、実際にゴルフをプレーする場合、どの数字のクラブがどの程度の飛距離に対応しているのかを知っておくことも重要になります。
以下へゴルフクラブとそのクラブが出せる飛距離の目安を男女別に分けた表にまとめてみましたので、ご覧ください。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
ドライバー | 230ヤード | 180ヤード |
3番ウッド | 215ヤード | 150ヤード |
2番アイアン,4番ウッド | 200ヤード | 140ヤード |
3番アイアン,5番ウッド | 190ヤード | 125ヤード |
4番アイアン | 170ヤード | 110ヤード |
5番アイアン | 160ヤード | 100ヤード |
6番アイアン | 150ヤード | 90ヤード |
7番アイアン | 140ヤード | 80ヤード |
8番アイアン | 130ヤード | 70ヤード |
9番アイアン | 120ヤード | 60ヤード |
ピッチングウェッジ | 100ヤード | 50ヤード |
サンドウェッジ | 90ヤード | 40ヤード |
パター | グリーン上 | グリーン上 |
数字が同じのクラブは何が違う?
ここまででお気づきの方もいらっしゃると思いますが、アイアンとフェアウェイウッド及びユーティリティにはそれぞれ同じ番号が割り振られている物が存在します。
ゴルフクラブにある数字の意味はロフト角の大きさを表しており、数字によってボールの飛距離が変わるとのご説明をいたしました。
しかし、気になる点はこれらのゴルフクラブには3番〜7番までと数字が被っているものがございます。
ではこの数字が同じクラブはそれぞれにどのような違いがあるのかと言いますと数字自体が持つ意味については変わりません。
クラブの違いはそれぞれが異なる材質で出来ているかであり、打ちやすさや振りやすさなどの好みで使い分けしている方が多いと言われているため、意識をして使い分ける必要はございません。
そのため、好きな場面で好きなゴルフクラブを使うと良いでしょう。
まとめ
ゴルフクラブにある数字の意味について解説を行いましたが、如何でしょうか?
初心者の方ですと何となくでゴルフクラブを選んで練習をしている方も多いと思いますが、意味一度自身が使用しているクラブを確認し数字が持つ意味を理解した上で使用すると上達するスピードが上がるかもしれません。
ドライバーであればロフト角はどの程度のものを今使用しているのか、アイアンとフェアウェイウッドの数字が被っているものを一緒に持って行っていないか、使用しているウェッジのロフト角やバウンス角が自身に合っているのかなど把握しておくと良いでしょう。