ゴルフ練習場と言えば屋外の打ちっぱなしをイメージする方も多いかと思いますが、近年都市部ではインドアゴルフ練習場も目にすることが多くなりました。
インドアでは屋外と比べて場所を問わずオープンすることができる他、ユーザーにとっても天候に左右されず練習ができることや場所によっては24時間練習ができるなどの魅力があり、都心部では屋外よりもインドアで練習をするという方も増えてきているそうです。
では、実際にゴルフの練習をするにあたりインドアと屋外ではどちらが良いのでしょうか。
屋外ゴルフ練習場とは?
屋外ゴルフ練習場といえば、お写真のような打ちっぱなしの名称で聞き馴染みのあるゴルフ練習場であり、大きなネットに囲われた内側でゴルフボールを打つ練習ができる練習場となります。
多くの屋外練習場ではレンジボールという練習場用のゴルフボールを用いて練習を行い、10~100単位で自身が打ちたい数を借りボールを打つことができるほか1時間打ち放題などを行なっている練習場もございます。
屋外のメリットとは?
実際に屋外での練習場を利用した場合の主なメリットは3つほどございます。
- ボールの弾道が見える
- 旗に向かって打つことができる
- 風などの影響を確認できる
もちろんこの他にも開放感に溢れていることや持ち物に困らず、自身のクラブを全て持っていくことも可能であることなど細かなメリットがございますが、ここでは屋外ならではの大きなメリットを3つ取り上げ、順を追って解説をしていきたいと思います。
ボールの弾道が見える
屋外の最大のメリットとも言えるのは、ボールの弾道が自身の目で確認できることにあります。
練習場の大きさにもよりますが、多くの屋外練習場ではある程度の高さや幅があるため、自身が打ったボールの飛んだ高さや曲がり方などを確認することができます。
そのため、打ち方によってボールの弾道がどのように変化するのかを確認できることに加えて、力加減を変えた打ち分けの練習なども可能なため、ボールの挙動を実際に確認できるのは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
旗に向かって打つことができる
屋外練習場でのもう一つの大きなメリットは、旗に向かって狙い撃ちをする練習ができるということではないでしょうか。
屋外練習場の多くは10,30,50,100などに旗が立っており、そこに向けて狙い撃つ練習を行うことができます。
これはアプローチの上達には欠かせない練習であり屋外ならではのメリットと言えます。
風などの影響を確認できる
実際にラウンドへ行く際には、当然屋外であるため風などの天候の影響をしっかりと受けます。
そのため、事前に風が強い場合や雨が降っている場合などどのようにボールの弾道が変化するのかを確認しておくことはとても重要であり、屋外での練習であればそれが可能になります。
自然の影響を確認できるのは、屋外ならではのメリットと言えるでしょう。
屋外のデメリットとは?
では次に屋外練習場での大きなデメリットを3つご紹介をいたします。
- 天候に左右される
- コースボールではない
- スイング測定器などがない
ここでは主に大きなデメリットと言える3つを順を追ってご説明していきます。
天候に左右される
こちらはメリットでもありデメリットとも言える内容にはなりますが、真夏は大変暑く真冬は大変寒いという天候の影響を直に受けるため、季節によっては練習自体の質が下がってしまいます。
また、台風や大雪などの影響によっては練習場自体が閉鎖してしまい、そもそも練習ができないという事態に陥ってしまいますので、これは大きなデメリットと言えるでしょう。
コースボールではない
冒頭でご紹介した通り、屋外のゴルフ練習場の多くはレンジボールという練習場用のゴルフボールを採用しており、これはあまり飛距離が出ないよう設計されたボールとなります。
そのため、いざラウンドに行って練習場で行なっていた動作と同じことをコースボールで行うと飛び過ぎてしまうケースなどもあるため、レンジボールに慣れてしまうのはあまり良くありません。
レンジボールでの練習に限られてしまうのはデメリットと言えます。
スイング測定器などがない
稀に屋外の練習場でも測定器を置いている場所もございますが、大半の練習場では測定器などはないため、実際に自身のスイングがどのような影響を及ぼしているのかを確認することはできません。
スイングを改善したい場合には、実際に何が悪いのかを測定器などで測定し改善を行った方がより正確なスイングフォームを身につけることが出来るため、測定器がないのもデメリットと言えるでしょう。
インドアゴルフ練習場とは?
インドアゴルフ練習場とは、お写真のような屋内で主にスクリーンなどに映し出された画面に向かってボールを打つ練習場のことを指します。
インドアの場合、実際にラウンドで使用するコースボールなどを用いて練習を行い、多くの場合は時間制で利用できる練習場となっております。
インドアのメリットとは?
インドアゴルフ練習場では主に大きなメリットが3つございます。
- 天候に左右されない
- 機械で分析ができる
- ラウンドの練習ができる
24時間いつでも利用できることや一人の空間で練習ができるなど細かなメリットもたくさんございますが、ここでは主に大きな3つのメリットについて順を追って解説をしていきます。
天候に左右されない
インドアゴルフ練習場の最大のメリットと言えるのが、天候に左右されず練習ができることにあります。
屋内であるためもちろん空調が効いておりますので、夏は涼しく冬は暖かく快適にゴルフの練習を行えるのは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
天候に左右されないため練習の質を下げることなくゴルフと向き合うことができます。
機械で分析ができる
これもまた、インドアならではの大きなメリットと言えるのが、機械によってスイングやボールの弾道など細かくデータを取り、自身のフォームなどを分析することが可能になっております。
これによって正確なデータを元に自分自身の力でフォームの改善などを行うことができるのは、とても大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
ラウンドの練習ができる
最後の大きなメリットもインドアならではのものになりますが、ラウンドの練習を行うことができます。
インドアでは大きなスクリーンにラウンドのシュミレーション画面を映し出し、実際にラウンドを回ることが可能であり自分自身のスコアを測ることはもちろん、ラウンドに行った際に自身の弱点はどこなのかを計測することができます。
これにより、ただ打つだけの練習ではなく、ラウンドでの立ち回りや考え方の練習も同時に行うことができるのは大きなメリットではないでしょうか。
インドアのデメリットとは?
当然屋外と同じようにインドアゴルフ練習場にもデメリットは存在いたします。
- 距離が短すぎる
- アプローチの練習には適さない
- 会員費がかかる
ここでは主に大きなデメリットと言える3つをご紹介いたします。
距離が短すぎる
インドアゴルフ練習場の最大のデメリットと言えるのが、距離が短すぎることにあります。
屋外とは違い、全て機械によるシミュレーションによって練習を行うよう設計がされている空間であるため、実際の飛距離や弾道を目で確認することはできません。
全て機械頼りになってしまうため、実際に目で見て確認がしたいという方にとっては非常に大きなデメリットと言えるでしょう。
アプローチの練習には適さない
全てシュミレーションで行っているため、インドアでは距離感が掴めないことからアプローチの練習には適していないと言えるでしょう。
最も10~70ヤードと言った細かな距離調整が必要なアプローチの練習を行いたい場合、距離が全くないインドアゴルフ練習場では行うことができないため、これは大きなデメリットになります。
会員費がかかる
場所によってしまいますが、多くのインドアゴルフ練習場では会員費用が発生してしまいます。
屋外での練習場であれば思い立ったその日に行ってその場で清算し練習を行うことが可能ですが、インドアでは事前に会員登録を行わなければいけないほか毎月固定で会員費が発生してしまうケースもあるため、屋外よりも費用が嵩んでしまうのはデメリットと言えるでしょう。
屋外とインドアゴルフ練習場のどちらが良いか
それぞれにメリット・デメリットがあるため一概にどちらが確実に良いかは言えませんが、昨今の猛暑や寒波が続いている日本ではインドアであれば天候に左右されず練習ができるのは大変魅力に感じるのではないでしょうか。
しかし、一方で屋外では目視でボールの弾道を確認できることやアプローチの練習を実際の距離感で行えるものとても魅力に感じるかと思います。
どちらが良いと決めるのではなく、自身の練習用途に合わせて屋外とインドアを使い分けることが最も賢く尚且つ上達への近道になるのではないでしょうか。
まとめ
ゴルフを上達する上では練習は欠かせません。
自身の弱点を把握し改善することができるインドアゴルフ練習場と改善した結果を確認するために屋外での練習場で弾道を確認すること、共にとても重要な作業と言えます。
ご自身が目指しているスコアアップのために、それぞれの練習場をうまく使っていくと良いでしょう。