ランニングする時にはランニングシューズ、サッカーをするときにはサッカー用のスパイクシューズがあるようにゴルフをする時にもゴルフシューズを履いてゴルフをプレーすることが好ましいとされております。

ゴルフのマナーにおいて、ゴルフシューズを必ず着用しなければいけないわけではありませんが、自身のスコアアップを狙っていくには欠かせないアイテムの一つと言えるでしょう。

しかし、初心者の方ほどゴルフシューズを着用していない方が多く、その理由には選び方が分からないということがあげられます。

そこで本記事では自身に合ったゴルフシューズを選べるよう選び方について徹底解説を行いますので、ご覧ください。

ゴルフシューズとは?

選び方をご説明する前に、そもそもゴルフシューズとはどのようなものなのかについてご説明を行なっていきます。

ゴルフではスイング時に足腰を使うことはもちろんですが、足元のグリップ力も大切な役割を担っており、グリップ力がない普通のスニーカーなどでスイングを行うとグリップが働かないことによりフォームが崩れてしまうことやそもそも滑ってしまうことなど怪我に繋がる恐れもあります。

ゴルフシューズではそれらのことが無いようしっかりとグリップ力が効いたソールになっていることやそもそも芝を食いつかせるためのスパイクがついていることなどフォームが崩れないよう設計がされている靴のことをゴルフシューズと言います。

ゴルフシューズの種類

ゴルフシューズには、スパイク付きのシューズやスパイクレスのもの、ダイヤル式の紐から靴紐式のシューズまでと主に4つの種類が存在します。

ゴルフシューズの種類について

それぞれを比較して解説を行いますので、ご覧ください。

スパイク・スパイクレス

ゴルフシューズのスパイクについて

スパイク付きのシューズには交換可能な爪のようなスパイクがついており、芝をしっかりと掴むためグリップ力は抜群であり斜面や雨の日など場所や天候を問わずグリップ力を発揮させることができます。

消耗したスパイクは交換可能なので、靴を長く使えるのも魅力の一つと言えるでしょう。
しかしデメリットとして足裏をつくような感覚があるため、長時間歩くと足元が疲れやすくなってしまいます。

一方でスパイクレスのゴルフシューズは取り外し可能なスパイクが付いていないため普通の靴と同様の形で履けるので疲れにくいことが特徴としてあげられます。

また、ソール面に凹凸があるため芝の上でも滑りにくくグリップを効かせることが可能ですが、スパイク付きと比べるとグリップ力は劣ることがデメリットと言えます。

ダイヤル式・靴紐式

ゴルフシューズの靴紐について

さらにゴルフシューズには普通の靴と同じように靴紐を結ぶタイプの他にダイヤルを回すだけで靴を絞められるダイヤル式タイプの2種類が存在します。

プロからも根強い人気があるのが靴紐タイプですが、靴紐を正しく結んでおかないとフィット感を得られないことや靴紐がほどけてしまうデメリットなどがあります。

靴紐タイプと比べると値段は高くなってしまいますが、ダイヤル式ではダイヤルを回すだけでフィット感を調整できるほか、脱ぐ時もダイヤル部を押すだけですぐに緩めることもできるため、脱ぎ履きが多い環境では間違いなくダイヤル式が魅力と言えるでしょう。

ゴルフシューズの選び方

では実際にゴルフシューズの選び方について解説を行っていきたいと思います。

プロゴルファーの多くはゴルフシューズ選びを重要視していると言われているほど、ゴルフにおいてゴルフシューズ選びは重要なポイントとなりますので、5つの自分自身に合った選び方のポイントをご紹介いたします。

  • グリップ力
  • フィット感
  • サイズ
  • 重さ
  • 防水性能

これらの5つのポイントを押さえておきましょう。

グリップ力

度々お伝えをしている通りゴルフにおいて足元のグリップは欠かせません。

そのためゴルフシューズを選ぶ際にも最も注目をしたいポイントの一つとして「グリップ力」は欠かせないポイントとなります。

スパイク付きの方がグリップ力は高い上に一つの靴を長く使用することができますが、長時間の着用は疲れやすいことが特徴にあり、反対にスパイクレスは疲れにくいですがグリップ力が劣ってしまうことやソールの減りによっては買い替えなければいけないなどのデメリットがあります。

人工芝などを置いているショップなどもありますので、一度着用してみて人工芝の上でグリップ力を測ってみると良いかもしれません。

フィット感

普段使いの靴にも言えることですが、フィット感もゴルフシューズを選ぶ上で大切なポイントの一つとなります。

シューズが自分自身の足にしっかりとフィットしていれば、地面をしっかりと踏めるため軸が安定しスイングをブレずに行うことが可能になります。

フィット感を図るために、一度ゴルフシューズを着用し幅や高さなど靴の中で足が動いてしまうことがないかどうかを確認しましょう。

高さなどが合わない場合にはスポーツ用のインソールなどを使用しフィット感を高めることもおすすめです。

サイズ

普段の靴選びでももちろんそうですが、ゴルフシューズを選ぶにあたっても正しいサイズを着用することが基本とされております。

サイズが合っていなければフィット感を得られない他、ゴルフシューズが本来持っているグリップ力などを発揮することもできません。

また、サイズの合っていないものではスイングのフォームが崩れやすくなってしまい、スコアアップを狙うどころかスコアが下がってしまう恐れもありますので、必ず自身の足のサイズに合ったものを選びましょう。

重さ

ゴルフシューズを選ぶ上ではシューズ自体の重さも選び方のポイントに入ってきます。

ゴルフシューズには軽いものから重いものまで重さは様々なものが販売されており、それぞれちゃんと役割を持っています。

軽いものは長時間歩くのに適しており疲れにくいですが軽いが故に軸がブレやすい傾向にあり、反対に重いものは足の余計な動きを抑えることができるためブレを少なくできますが長時間使用していると疲れやすいといった特徴があります。

初心者の方であれば軽いものを使用し慣れてきたら徐々に重いものへ変えていくことが良いでしょう。

防水性能

最後のポイントとしてゴルフシューズの防水性能も見ておきましょう。

ゴルフは早朝から行うこともあり朝露によって濡れてしまうことや雨の中でのプレーもしくは雨が上がった後の渇ききっていない芝など濡れる機会が多くあります。

靴の中に水が染み込んでしまうと不快でプレーに支障をきたしてしまう恐れもありますので、防水タイプのものを選んでおきましょう。

ゴルフシューズは必ず試し履きを!

近年様々な場所でゴルフシューズを購入できるようになりましたが、ゴルフシューズを選ぶ際には必ず試し履きをしましょう。

選び方でもご説明をした通りゴルフシューズには5つのポイントがありますが、これは実際に目で見て試し履きをし体験をしてみないと分からない点が非常に多くあるため、インターネットなどの試し履きができない場所での購入には注意が必要です。

試し履きのポイント

ゴルフシューズを選ぶ際に試し履きしてなんとなく良かったから購入するという方もいらっしゃると思いますが、実は試し履きをする時にもポイントがありますので、解説をしていきます。

  • 夕方に試し履きをする
  • 両足共に試し履きをする
  • スイングの動きをしてみる
  • 出来る限り歩いてみる

以上の4つの点を踏まえてポイントを解説していきます。

夕方に試し履きをする

人の足は日中と比べて夕方の方が大きくなる傾向にあります。
これは血液が足に溜まっていくことや水分不足などによる浮腫などが起きやすいのが夕方にあるからです。

そのため、試し履きをする際には夕方に行うようにしましょう。

両足共に試し履きをする

普段履き用の靴を選ぶ際に片足だけ履いて問題がないと判断をされる方が多いかと思いますが、ゴルフシューズを選ぶ場合には必ず両足共に試し履きをしサイズ感などを確認しましょう。

スイングの動きをしてみる

ゴルフにおいて最も大切な動きであるスイングの動きを試し履きした状態でやってみましょう。

スイングの動きをした場合にその靴が持っているグリップ力の性能を確かめることができる他、スイング時に靴の中で足が動いてしまわないかどうかも確認することができます。

出来る限り歩いてみる

そして最後に試し履きをした状態で出来る限り実際に歩いてみましょう。

店内での試し履きとなるため場所は限られてしまうかと思いますが、少なくても歩くことで実際にフィット感やサイズが合っているかどうかを確かめることができます。

歩ける環境にない場合には、その場で足踏みをしてみるなど歩く動作をすると良いでしょう。

まとめ

ゴルフシューズの選び方についてまとめて見ましたが、如何でしょうか。

せっかく良いゴルフクラブやゴルフボールを使っていてもゴルフシューズが適当なものでは、狙えたはずのスコアアップを達成することはできません。

プロゴルファーが言うようにゴルフにおいてゴルフシューズはプレーにとても重要なアイテムの一つとなります。

自分自身にあった適切なゴルフシューズを選びスコアアップを狙っていきましょう。