お仕事で営業などをされている方であればお得意先とゴルフを行う、いわゆる”接待ゴルフ”をする機会もあるのではないでしょうか?

ゴルフは半日共に過ごして行うスポーツであるため、ビジネスにおいて親密な関係性を築きたいという方にとってはうってつけの手段になる反面、接待で行うゴルフでは友人とプレーする時とは異なり、マナーを徹底しておく必要があります。

マナーを守れていないと親密な関係を築けるどころか反対に関係性が悪くなってしまう恐れもあります。

そこで本記事ではゴルフの接待で押さえておくべきマナーについて解説をしておりますので、ご覧ください。

ゴルフでの接待とは?

ゴルフでの接待におけるマナーについてご説明を行う前に、社会人になったばかりの新卒社員などの方にとってはそもそもゴルフで行う接待が何か分からないという方もいらっしゃると思いますので、まずはそれらがどのようなものなのかについてご説明を行います。

ゴルフにおける接待では、接待を行う相手が気持ちよく楽しくゴルフをプレーできるよう心がけることが大切になります。

反対に過剰なほどの接待は相手に気を遣わせてしまいマイナスとなってしまいますので、相手がリラックスできる環境を作りながら、痒いところに手が届くような動きをしていく必要があります。

また、ゴルフには上手い人もいればそうでない人もいますので、そこに合わせた柔軟な動きができる人が接待では上手くいく傾向にあります。

接待でゴルフが選ばれる理由

冒頭でもお伝えいたしましたが、ゴルフは朝から夕方まで半日を共に過ごしながらプレーをするスポーツであるため、相手のことを深く知る機会作りにうってつけの接待になります。

ゴルフに行くことで相手の好みやその人の人なりを見ることができるため、営業を行う相手であれば次にどのような動きをするべきなのかを接待を通じて知ることができます。

特に忙しい相手と大きな取引を検討している際や重要な契約を結ぼうとしているのであれば、たった一日で距離を縮めることができるゴルフは接待として非常に有効な手段になるため、接待ではゴルフが選ばれるのです。

ゴルフの接待で押さえておくべきマナー

では実際にここからゴルフで押さえておくべきマナーについて解説を行っていきますので、ご覧ください。

  • 服装マナーに気をつける
  • プレーファースト
  • 人が打つ際には極力静かにする
  • グリーンの上は走らない
  • カートは一番遠い人に合わせて止める
  • バンカーは最短距離で入り使用後はならす
  • 声がけを行う

最低限押さえておきたい接待でのマナーについて簡単に上記へ記載いたしましたが、それぞれについて解説を行っていきます。

服装マナーに気をつける

ゴルフにはプレー中のマナーのみならず服装にもマナーがあるスポーツであり、サンダルやタンクトップはもちろんのことジーンズなどのカジュアルな服装はマナー違反となります。

ゴルフ場自体が入場を禁止しているため、服装マナーには必ず気をつけましょう。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

プレーファースト

接待に限らずゴルフをする際にはプレーファーストを心がけましょう。

プレー中にフェアウェイを外してしまったボールを探す際にもプレーファーストを意識し1〜2分程度探してボールが見つからなければロストしたことを宣言し、反対に接待で同伴者がボールを探している場合にはその同伴者がロストと宣言するまで一緒にボールを探しておくのも接待では大切なマナーになります。

また、相手が打つ際にはボールが飛んでいった先をしっかりと把握しておき、見つけられるようにしておくこともポイントになります。

人が打つ際には極力静かにする

ゴルフは集中力も問われるスポーツであるため、人が打つ際には集中を妨げないよう極力静かにしておくことがマナーとなります。

また、ゴルフは紳士のスポーツとも言われているため、人に迷惑をかける恐れのある行為は全てNGとなりますので、自身の組だけだけでなく他の組が打つ際にも会話は極力避けて静かにしておきましょう。

グリーンの上は走らない

ゴルフカップがあるグリーンの上は必ず走らないよう気をつけましょう。

ゴルフシューズを履いている方であればシューズに裏にスパイクがついているので、走ってしまうとグリーンを削ってしまう恐れがあり、次の打者に支障をきたす恐れがありますので、ご注意ください。

パターが上手くいかない時は焦りがちですが、ゴルフをプレーする方はマナーを大事にしておりますので、接待の時でも焦らずマナーを大切にしてグリーン上は走らずにプレーしましょう。

カートは一番遠い人に合わせて止める

カートを動かす際にもマナーが存在し、一番後ろの打者に合わせてカートを止めましょう。

近年ではカートにGPS機能がついているのが当たり前になりつつありますので、一番後ろの方に合わせて止めておかないと後ろの組が来てしまう恐れや打ち込んでしまう恐れもあり怪我に繋がってしまう可能性がありますので、十分に注意してください。

バンカーは最短距離で入り使用後はならす

プロでもバンカーに入れてしまうぐらいバンカーを避けて打つことはできませんので、バンカーにおけるマナーについてもしっかりと把握しておく必要があります。

バンカーにボールが入ってしまったら、ボールまでの最短距離でバンカーに入りボールを打った後はバンカー付近にトンボがおいてありますので、トンボを使ってバンカーをならしてから次に進むようにしましょう。

声がけを行う

打ったボールが前の組みや先の組がプレーしているホールに飛んでいってしまうこともしばしばあります。

そのような時には「ファー」と大きな声で声がけを行うことが大切なマナーになります。

打った人に対して失礼と考える方もいらっしゃいますが、打った方はボールがどの方向に行ったのかを追えていないことが多いので、失礼にあたりません。

「ファー」と声がけしない方がマナーとしては良くありませんので、他のホールへボールがいってしまう恐れがある打球の際には接待のどのような状況でも必ず「ファー」と声がけしましょう。

ゴルフの腕前も接待では重要

一概にゴルフが上手なことが正しいわけではありませんが、ある程度の腕前を持っておくことも接待でゴルフを行う際には重要になります。

下手すぎてしまう場合には同伴者に迷惑をかけてしまう場合があり、それが接待ともなると良い関係を築けたはずの機会が最悪なものに変わってしまう恐れもあるので、ある程度の腕前は持っておきましょう。

自身があまり上手ではない場合には事前にしっかりと練習をしておくことも重要です。

スコアが150〜200程度の方であれば、接待でゴルフに行く前に入念な練習をしておくのもマナーの一つになります。

まとめ

ゴルフの接待で押さえておくべきマナーについて解説を行いましたが、如何でしょうか?

近年ではゴルフでの接待は時代遅れなどと言われてしまっていることもありますが、実はまだまだ有効な手段の一つになります。

マナーをしっかりと押さえておくことで親密な関係を接待相手と築き良質な取引が行えますので、本記事でご紹介したマナーを熟知しておくと良いでしょう。