ゴルフには様々なアイテムがあったり選び方に苦戦するスポーツでもありますが、ゴルフボールの選び方についても悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか?
ゴルフボールには大まかに分けると飛距離を重視するディスタンス系とスピンを重視するスピン系という2種類がありますが、各メーカーは更に細分化しゴルフボールを販売している他にカラーボールなどもあるためどれを選ぶべきか悩んでしまいます。
そこで本記事ではゴルフボールの選び方について徹底解説しておりますので、ご覧ください。
ゴルフボールの種類について
ゴルフボールの選び方をマスターする前にゴルフボールにはどのような種類のボールがあるのかを把握していただくことが大切であるため、まずはゴルフボールの種類について解説を行っていきます。
冒頭でもお伝えをいたしましたが、ゴルフボールには大まかに飛距離を重視する「ディスタンス系」とスピンを重視する「スピン系」の2種類が存在します。
簡単にご説明をするとディスタンス系はアイオノマーという硬いカバーの中に柔らかいコアを兼ね備えており反発力で飛距離を伸ばすゴルフボールであり、スピン系は硬いコアの表面を柔らかいウレタンカバーが覆っておりゴルフクラブの面にボールが食いつきやすくスピンがかかりやすいボールとなっております。
ディスタンス系とスピン系のゴルフボールについてより詳細な違いを把握したいという方は以下の記事をご覧ください。
ディスタンス系
ディスタンス系のゴルフボールは、コアが柔らかく潰れるようになっておりその反面、カバーは硬いため強い反発力を生かしボールを遠くに飛ばせるよう設計されているボールになります。
飛距離が出しにくい初心者や男性よりもパワーが少ない女性が選ぶに最適なのはもちろんのことスライスなどがまだ多い中級者にも選ぶと良いとされるゴルフボールになります。
設計上、スピンがかかりにくい作りになっているためボールを真っ直ぐ飛ばしやすいというのも魅力の一つと言えるでしょう。
スピン系
スピン系のゴルフボールはコアが硬い反面、カバーは柔らかいためゴルフクラブにある溝へボールが食いつきやすくスピンがかけやすいボールとなっております。
狙ったところへボールをしっかり落とせるもしくは狙った場所に比較的近い場所にボールを落とせる上級者の方に向けたゴルフボールであり、グリーン周りでのアプローチショットなどで大活躍するゴルフボールになります。
ボールの構造
ゴルフボールには構造上の違いも存在しており、一般的には2ピースボールもしくは3ピースボールのボールといったものが主流になりますが、中には4〜5ピースの構造を持ったゴルフボールも存在します。
この構造に関しては、主に2ピースがディスタンス系のボールであり3ピース以上はスピン系のゴルフボールと認識しておけば問題ありません。
2ピースのゴルフボールは素材と製造工程が少ないため大量生産可能な安価な商品が特徴であることに対し、3ピース以上の構造を持つゴルフボールには高価な素材と複雑な製造工程により商品価格自体が高いことが特徴に挙げられます。
価格の面でゴルフボールを選ぶ際には2ピースということに注目して選ぶと良いでしょう。
カラーボール
ゴルフボールは「白」色のイメージが強いかもしれませんが、実はカラーボールと言い白以外の色も多数存在します。
特にディスタンス系のゴルフボールにはたくさんのカラーが存在するため、自身の見やすい色や好きな色を選ぶことも可能となっております。
カラーボールの見やすさにつきましては以下の記事をご覧ください。
ゴルフボールの選び方
ここまでのご説明で何となくゴルフボールの種類についてご理解いただけたのではないでしょうか?
ここからは実際に販売されているゴルフボールの選び方について解説を行ってまいりますので、ご覧くださいませ。
まずは、画像を見ていただきたいのですが、現在販売されているゴルフボールには「スピン系で価格が高い上級者向け」,「ディスタンス系とスピン系が合わさった価格が安い中級者向け」,「ディスタンス系で価格が高い中級者向け」,「ディスタンス系で価格が安い初心者向け」の大まかに4つのタイプに分かれております。
画像の中には実際に販売されているゴルフボールがどの立ち位置にあるのかを簡単に記載いたしましたので、ボールを選ぶ際の参考にお使いくださいませ。
ゴルフボールの選び方をよりシンプルにまとめるのであれば、「価格で選ぶ」,「飛距離性能で選ぶ」,「スピン性能で選ぶ」,「自身のスキルで選ぶ」という4つの選び方に分かれます。
それぞれの選び方についてご説明をしていきますので、ご覧ください。
価格で選ぶ
ゴルフボールを選ぶ上で最も簡単な選び方はその価格で選ぶことです。
初心者であれば1ラウンドで平均10球前後のボールをOBなどで無くしてしまい最も消費する物になるため、価格が安いボールに越したことはありません。
これから初めてのラウンドに行く方やアベレージのスコアが120〜150前後の初心者であれば、ゴルフボールは価格で選ぶことが好ましいと言えるでしょう。
ゴルフボールが安いと言われる参考価格は1900円〜2500円程度のゴルフボールになり、本間ゴルフのD1やツアーステージのエクストラディスタンスなどがおすすめです。
飛距離性能で選ぶ
本記事の一部ではディスタンス系のボールは比較的お安いとご紹介しておりますが、ディスタンス系の中でも安い物と高い物が存在します。
価格で選ぶ際には安いディスタンス系のボールを選ぶことが良いと前項でご説明いたしましたが、飛距離の性能に焦点を当てる選び方もあります。
特にご年配の方や女性の方などで技術はあるがパワーが伴わなくボールが遠くに飛ばない場合には、より飛距離性能に特化したゴルフボールを選ぶと良いでしょう。
ブリヂストンのJGRやXXIOのリバウンドドライブなどがまさにそのような方におすすめのゴルフボールであり、5000円前後と値段は張ってしまいますがその性能は申し分なく、しっかりと飛距離を伸ばせる構造に設計がされております。
スピン性能で選ぶ
上級者の方であれば重要視するのがスピン性能になるかと思います。
スコアを上げるためにはグリーン周りでのコントロール力を上げることが大事であり、その鍵を握っている一つがゴルフボールの性能になります。
コントロール力が高い人でもディスタンス系のボールを使用してしまうとグリーンでボールが止まらなく狙った正確な位置にボールが止まらないという自体が発生し、スコアに伸び悩んでしまいます。
ある程度、自身が狙った位置へボールを落とせるような技術を持っている方であれば立派な上級者と言えますので、そのような方はスピン性能に重視したゴルフボールを選びましょう。
自身のスキルで選ぶ
ゴルフボール選びに最も苦戦するのが、初心者ではないけど上級者とも言えないないという中級者の方になります。
初心者ほどOBやスライスがなくても上級者と言えるほど狙った位置にボールを落とすことが出来ない、飛距離性能も欲しいしスピン性能も欲しいという欲張りな中級者も多いと思います。
そのような方には各メーカーが出している中間層のゴルフボールを選びましょう。
各メーカーが出している中間層のゴルフボールではそれぞれのスキルに見合った物が販売されており、例えば「真っ直ぐ飛ばしたい方向け」や「徐々にレベルをあげたい方向け」などスキル別で設計されているボールが多くございます。
実際に販売されている物を例であげるのであれば、ブリヂストンのSUPER STRAIGHTというボールは真っ直ぐ飛ばしたい方向けであり、スリクソンのTRISTARやタイトリストのTOUR SOFTなどは飛距離性能とスピン性能の両方を兼ね備えたボールであり徐々にレベルを上げていきたい方向けの商品と言えます。
選び方の一工夫
ゴルフボールの選び方は大まかには前項で挙げた4つの選び方が好ましいです。
ここからは選び方に一工夫を添えたゴルフボールの選び方についてご説明を行っていきます。
価格で選んだことやそのボールの性能で選んだことなどボール自体はこれで決めたという方もそこから一工夫をしていくのが、ボールのカラーリングになります。
白というのが一般的ではありますが、自分らしさを色で表現したいという方はもちろんのことボールの見やすさというのもカラーボールを選ぶ魅力でありますので、自身が好きな色もしくは見やすい色を選びましょう。
ナイター用の選び方
近年ゴルフ場にはナイターゴルフという夕暮れから夜にかけてラウンドを行える場所も増えてきています。
ナイターに対応しているゴルフ場であるため照明があるので、一般的に販売されているゴルフボールを利用することはもちろん可能ではありますが、昼間とは違いやはりボールは非常に見えにくいです。
そんな時にはナイター用のゴルフボールを選びましょう。
ナイター用のゴルフボールには、蓄光の物とLEDが内蔵されているものなどがございます。
実際LEDが内蔵されているため通常のゴルフボールより飛距離性能は落ちてしまいますが、視認性は格段に高いため夜でも問題なくボールを見つけることが出来ます。
ただし、飛距離性能が下がる他にスピン性能もないなどのデメリットが大きいため、それらを理解した上選ぶと良いでしょう。
まとめ
ゴルフボールの選び方について解説を行いましたが、いかがでしょうか?
ゴルフボールを変えるだけではスコアは変わらないと思われている方も多いのですが、実はゴルフボールとスコアは非常に密接に関係しており、スコアを伸ばしていきたいのであれば自分自身にしっかりとあったゴルフボールを選ぶ必要がございます。
スコアを伸ばしていくためにも本記事でまとめたゴルフボールの選び方を参考に、最適なゴルフボールを見つけてください。